韓国で保冷剤どこで売ってる？空港・コンビニ・ダイソー徹底調査

「韓国保冷剤どこで売ってる？」と調べている方のために、旅行中やお土産の冷蔵品を安心して持ち帰るための情報をわかりやすくまとめました。

コンビニやスーパーでの購入方法、無料でもらえる場所、飛行機への持ち込みルールなどを詳しく紹介。

さらに、韓国から冷蔵品を持ち帰る際の注意点や、保冷剤を上手に使うコツまで幅広く解説します。

リンク

☆記事のポイント☆

旅行中にどこで保冷剤をゲットできるか
韓国ばらまき土産ダイソーで保冷剤を探す方法
仁川空港保冷剤入手の実情と空港での対応
飛行機に保冷剤を持って行っても大丈夫？持ち込みルールの解説

韓国で保冷剤どこで売ってる？コンビニで買える？
韓国で保冷剤どこで売ってる？持ち帰りや機内の注意点

韓国で保冷剤どこで売ってる？コンビニで買える？

韓国のコンビニで保冷剤は買える？
仁川空港保冷剤はどこで手に入る？
韓国ばらまき土産ダイソーにも保冷剤はある？
韓国冷蔵品持ち帰りに保冷剤は必須？
韓国で保冷剤はどこで手に入りますか？

韓国のコンビニで保冷剤は買える？

韓国旅行中に食品やお土産を持ち歩く際、「すぐに冷やしたい」「ヨーグルトなどを一時的に冷却したい」という場面で最も頼りになるのがコンビニです。

韓国では、GS25・CU・emart24・セブンイレブンといった主要コンビニチェーンが24時間営業しており、都市部だけでなく地方観光地でも広く展開しています。これらの店舗では、小型保冷剤や使い捨てアイスパックが「아이스팩（アイスペッ）」という名前で販売されているケースがあります。

取り扱いは店舗ごとに異なりますが、冷蔵食品・冷凍食品コーナーの近く、またはレジ付近の冷凍ケースの中などに陳列されていることが多いです。

特に、冷たい飲み物やデザート類が集中するコーナー周辺を探すと見つけやすい傾向があります。価格帯はおおむね1,000〜2,000ウォン（約110〜220円）前後で、サイズも手のひらサイズの小型タイプが主流です。

また、韓国では環境への配慮が進んでおり、再利用可能なジェルタイプ保冷剤や、生分解性素材を使用したエコタイプの保冷剤を扱う店舗も増えています。

2023年以降、GS25では**環境省の「使い捨てプラスチック削減政策」**に準じたリサイクル素材の包装を採用しており、これは旅行者にも安心して利用できるポイントです。

旅行中のコンビニ利用のメリットは、必要なときにすぐ購入できる手軽さにあります。

スーパーや空港と比べ、営業時間を気にせず購入できるため、“急ぎで使いたい場合”の最も現実的な選択肢といえるでしょう。特に、真夏のソウルや釜山では、気温が30℃を超える日も多いため、デザートやコスメなど温度変化に弱い品を一時的に冷却するのに重宝します。

なお、保冷剤が見つからない場合は、店員に「아이스팩 있어요?（アイスペッイッソヨ？）＝保冷剤はありますか？」と尋ねるとスムーズです。

韓国語が不安な場合でも、「アイスペッ」という単語だけで十分通じます。コンビニで販売されるタイプは持ち運びに便利なサイズが多く、使い捨てで衛生的です。旅行者にとって、“軽くて手に入りやすい保冷剤”という点で、最もコスパが良い購入先だと言えるでしょう。

ポイント：韓国のコンビニでは、小型タイプの保冷剤が主流。急ぎで使いたい場合に最も便利で、旅行中の一時的な冷却用途に最適です。

仁川空港で保冷剤はどこで手に入る？

リンク

韓国旅行の帰国時、多くの旅行者が「冷蔵土産を日本へ持ち帰りたい」と考えます。その際に頼りになる可能性があるのが仁川国際空港（Incheon International Airport）ですが、実際には保冷剤を入手できる場所は限られています。

空港内では、免税エリアのコスメショップや食品売り場、出発ロビーの旅行用品コーナーに保冷剤が販売されている場合があります。

しかし、在庫や販売状況は店舗によって大きく異なり、「必ず手に入る」とは限りません。特に、保冷剤単体の販売は少なく、冷蔵食品購入時に“付属品”として同梱されるケースが一般的です。

空港職員に確認する場合は、「보냉제 어디서 살 수 있어요?（ボネンジェオディソサルスイッソヨ？）＝保冷剤はどこで買えますか？」と尋ねると理解されやすいです。また、空港内の大型コンビニ（CU・GS25）では、簡易タイプの保冷剤を販売していることがあります。

特に**第1ターミナル3階（出発ロビー）と地下1階（鉄道連絡口付近）**のコンビニでは、冷却グッズが旅行者向けに用意されていることも報告されています。

ただし、空港内での購入を当てにするのはややリスクが高いです。

フライト時間に近づくと売り切れや在庫切れが発生する可能性があるため、できるだけ市内で事前に購入しておくのが安心です。保冷剤が手に入らない場合の代替策としては、空港内の飲食店で氷を分けてもらう、または飲み物を凍らせて保冷効果を補うといった方法も有効です。

空港の免税店で取り扱う「韓国コスメ（シートマスク・ジェルなど）」や「冷蔵デザート」は温度管理が重要ですが、店舗側では購入者が長時間持ち歩くことを前提としていない場合も多いため、購入時に「持ち帰り用の保冷剤が付属するか」を確認しておくと良いでしょう。

注意：仁川空港では、保冷剤の在庫が限られている場合があります。購入できなかった場合に備え、出発前に市内のコンビニやスーパーで保冷剤を確保しておくことを推奨します。

韓国のダイソーでばらまき土産用保冷剤は買える？

韓国で人気の「ダイソー（Daiso Korea）」は、旅行者にとってお土産探しの定番スポットです。韓国国内に1,400店舗以上を展開しており、ソウル・明洞・弘大・釜山・済州島など観光地周辺でもアクセスが容易です。

このダイソーでは、キッチン用品・レジャーグッズ・アウトドア用品コーナーで、ミニサイズ保冷剤が販売されています。

価格は2個で1,000ウォン（約110円）前後とリーズナブルで、デザインも多様です。動物柄・フルーツ柄など可愛らしいパッケージのものも多く、ばらまき土産をまとめる際に見栄えが良い点も人気の理由です。

特に夏季（5月〜9月）は冷却グッズ特集コーナーが設けられ、保冷剤や保冷バッグ、扇風機付きアイテムなどが一斉に並びます。

また、韓国のダイソーでは、食品持ち帰り用の「クーリングバッグ（보냉가방）」とセットで保冷剤を購入できることもあります。素材はジェルタイプや水膨張式などさまざまで、持続時間はおよそ2〜4時間程度。短時間の移動や市内観光中の冷蔵品保冷には十分な性能です。

日本のダイソーと異なる点として、韓国ダイソーの商品は季節限定展開が多く、地域ごとに品揃えも異なります。したがって、「どの店舗でも必ず買える」とは限りませんが、大型店舗（例：弘大入口店・明洞駅店など）では取り扱い率が高い傾向にあります。

さらに、環境意識の高まりに伴い、韓国ダイソーでは「再利用可能」「無毒ジェル使用」などのエコ仕様商品も登場しています。旅行者にとっては、安価・可愛い・環境に優しいという三拍子揃った便利アイテムとして注目されています。

ポイント：韓国のダイソーでは、ばらまき土産のついでに保冷剤を購入可能。低価格で種類も豊富なので、旅行者にとってコスパの高い選択肢です。

韓国の冷蔵品を持ち帰りに保冷剤は必須？

リンク

韓国から日本へ食品を持ち帰る際、特に冷蔵が必要な食品（例：キムチ・チーズ・ヨーグルト・トッポッキソースなど）を運ぶ場合、保冷剤の使用はほぼ必須です。気温差が大きい季節や移動時間の長いフライトでは、短時間で温度が上昇しやすく、鮮度低下や品質劣化のリスクが高まります。

韓国〜日本間のフライトは約2〜3時間ですが、空港でのチェックイン・荷物預け・待ち時間を含めると、**実質6〜8時間程度の“常温移動時間”**が発生します。したがって、冷蔵品を安全に持ち帰るには、保冷剤の併用が極めて重要です。

以下は、持ち帰り時間と保冷剤の適切な組み合わせの目安です。

状況	推奨される保冷対策
短時間持ち帰り（3時間以内）	小型保冷剤を2〜3個併用。保冷バッグ併用で安定
中距離持ち帰り（4〜6時間）	中型ジェルタイプ3〜4個＋断熱材入りバッグ
長時間持ち帰り（6時間以上）	大容量タイプまたはドライアイス併用を検討

保冷剤の持続時間は、容量や種類によって異なります。一般的なジェルタイプの場合、約3〜6時間が冷却効果の目安です。より長持ちさせたい場合は、複数個を重ねて配置する・保冷バッグの内側にアルミシートを追加するなどの工夫も有効です。

韓国では、冷蔵食品を販売する店舗（百貨店・マート・カフェなど）で「無料のアイスパックサービス」を行っている場合もあります。購入時に「보냉제 주세요（ポネンジェジュセヨ）＝保冷剤をください」と伝えると、氷入り袋を付けてもらえることがあります。

ポイント：移動時間が長いほど、保冷剤の容量と数量を増やすのが基本。旅行前にあらかじめ必要数を想定して準備しておくと安心です。

さらに、冷蔵食品の中でも特に注意が必要なのが「キムチ」や「乳製品」です。これらは発酵や分離のリスクがあり、温度が20℃を超えると品質変化が進行します。

韓国食品医薬品安全処（MFDS）は、冷蔵保存食品の輸送温度を10℃以下に保つことを推奨しており、旅行者がこれを意識することは食品衛生上きわめて重要です。

出典：食品医薬品安全省へようこそ | 食品医薬品安全省　←翻訳

韓国で保冷剤はどこで手に入りますか？

韓国で急に保冷剤が必要になった場合、入手先はいくつかあります。主な購入先としては、コンビニ・大型スーパー・ドラッグストア・ダイソー・ホームセンターなどが挙げられます。

韓国語で保冷剤は「아이스팩（アイスペッ）」と呼ばれ、どの店舗でもこの単語を伝えれば通じます。実際の会話例として、「아이스팩 있어요?（アイスペッイッソヨ？）＝保冷剤ありますか？」と聞くとスムーズです。

それぞれの店舗の特徴は以下の通りです。

販売場所	特徴
コンビニ（GS25・CUなど）	24時間営業、小型タイプ中心。価格は約1,000ウォン
大型マート（Eマート・ロッテマート）	種類豊富。アウトドア用の大型タイプもあり
ダイソー	低価格でデザイン性あり。観光地で入手しやすい
ドラッグストア（オリーブヤングなど）	化粧品や冷却パックコーナーで小型タイプが多い

また、観光地の屋台やカフェでも、冷たい飲み物を注文した際に氷入り袋をもらえることがあります。これを一時的な保冷手段として利用するのも一案です。

豆知識：韓国語「아이스팩（アイスペッ）」は日本語の“アイスパック”に近い発音。現地では保冷剤以外に「冷却シート」などもこの言葉で指す場合があります。

総じて、韓国では都市部を中心に保冷剤が比較的容易に入手できます。旅行中に冷蔵食品を購入する可能性がある場合は、ホテル周辺のコンビニやマートをあらかじめチェックしておくと安心です。

韓国で保冷剤どこで売ってる？持ち帰りや機内の注意点

飛行機に保冷剤を持って行っても大丈夫？
保冷剤の持ち込みルールと注意点
韓国のビヨットは常温で保存できますか？
保冷剤はお店で無料でもらえる？
韓国旅行での保冷剤の使い方と便利グッズ

飛行機に保冷剤を持って行っても大丈夫？

韓国からの帰国便で冷蔵品を日本へ持ち帰る際、多くの旅行者が気になるのが「保冷剤の機内持ち込み制限」です。航空会社や国際線の保安基準では、液体やジェル状物質の持ち込みに関して厳格なルールが設けられています。

国際民間航空機関（ICAO）の規定に基づき、液体・ジェル類は100mL以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジッパー付き透明袋にまとめる必要があります。

このルールは、保冷剤にも適用される場合があり、特にジェルタイプ保冷剤は「液体物」として扱われる可能性があります。

ただし、凍結状態であれば“液体ではない”と判断されるケースもあり、保冷剤が完全に固まっている状態なら手荷物として認められることがあります。各航空会社の判断基準は異なるため、出発前に公式サイトで確認しておくことが重要です。

例：大韓航空・アシアナ航空・日本航空（JAL）・全日空（ANA）では、ジェル状保冷剤は液体扱いとされる場合があります。詳しくは各社の「危険物・液体物持ち込み規定」を確認してください。

また、液漏れ防止のための梱包も非常に重要です。長時間のフライトでは気圧差によりパックが膨張することがあり、破損による液漏れトラブルも発生しやすくなります。ジッパーバッグに二重包装するか、新聞紙やタオルで保護しておくと安心です。

注意：液状ジェルタイプの保冷剤は、量が多いと没収される場合があります。100mLを超える保冷剤は、受託手荷物（スーツケース）として預けるのが安全です。

保冷効果を長持ちさせるためには、冷凍品をできるだけフライト直前に預けるのがコツです。

また、航空会社によっては「医療用保冷剤」など特定目的での例外持ち込みが認められる場合もあるため、公式窓口に問い合わせておくとより確実です。

（参考：国土交通省航空局「航空保安検査に関する指針」）

保冷剤の持ち込みルールと注意点

海外旅行で冷蔵品を日本に持ち帰る際、保冷剤をどのように機内に持ち込むか・預けるかは非常に重要なポイントです。保冷剤は液体物の扱いを受けることも多く、航空保安上のルールを正しく理解しておかないと、保安検査で没収される可能性もあります。

まず、一般的なルールとして、液体・ジェル類は100mL以下の容器に入れ、合計1リットル以下の透明ジッパー付き袋にまとめる必要があります。これは日本の空港でも共通して適用される基準であり、液状ジェルタイプの保冷剤は液体物扱いになります。そのため、内容量が100mLを超える保冷剤を手荷物に入れると、没収の対象になることがあります。

一方で、固体・凍結状態の保冷剤については、液体扱いされないケースが多く、問題なく機内持ち込みできる場合があります。たとえば、完全に凍っているジェルパックやドライアイスは、一定量まで持ち込みが許可されています。ただし、ドライアイスの場合は「危険物」に該当するため、事前申告が必要です。

保冷剤を持ち運ぶ際の実務的なポイントは以下の通りです。

項目	推奨対応
100mL超のジェルタイプ保冷剤	スーツケースに入れて受託手荷物として預ける
完全凍結したジェルパック	透明ジッパー袋に入れ、液体物検査時に申告する
ドライアイス使用時	2.5kg以下・通気性のある容器に収納・事前申告が必要
液漏れ防止	二重包装＋新聞紙またはタオルで吸水対策

また、機内の温度管理も考慮すべきです。貨物室の温度は航空会社や機体によって異なりますが、一般的に5〜10℃程度に保たれているとされています。そのため、冷凍食品でなければ、スーツケース内に保冷剤を入れて預けても問題ありません。

一方で、客室内は約23℃前後に保たれるため、冷蔵品を機内に持ち込む際には保冷剤が必須です。特に「ビヨット」「チーズトッポッキ」「生菓子」などは温度変化に弱く、保冷剤の持続時間を見越した計画が求められます。

注意：保冷剤を過剰に入れると、荷物検査で「液体物が多すぎる」と判断される場合があります。100mL以下のパックを複数に分ける、もしくは冷凍状態を維持する工夫を行いましょう。

さらに、航空会社によっては独自のガイドラインを設けています。例えば、

ANAでは「ジェル状保冷剤は液体物扱い」と明記
大韓航空では「固体状態であれば可、液状は制限対象」
アシアナ航空では「冷却目的での小型ジェルパックは事前申告を推奨」

といったルールが存在します。渡航前には必ず利用する航空会社の公式ページで最新の取り扱い情報を確認しましょう。

（出典：航空：国際線の航空機客室内への液体物持込制限について）

韓国のビヨットは常温で保存できますか？

「ビヨット（비요뜨）」は韓国で人気の高いヨーグルト製品で、日本の旅行者にも定番の“お土産候補”として知られています。しかし、このビヨットは常温保存には向かない冷蔵食品であり、持ち帰りの際には保冷剤と冷却バッグの併用が必須です。

ビヨットは「分離型カップヨーグルト」という構造を持ち、主に「ヨーグルトベース（冷蔵要）」と「トッピング（チョコ・シリアルなど）」で構成されています。韓国の食品表示基準では、乳製品は10℃以下での保存が義務付けられているため、常温で長時間放置すると発酵が進み、風味や安全性が損なわれる可能性があります。

旅行中にビヨットを購入する場合、特に注意したいのが「空港での待ち時間」と「機内での温度変化」です。仁川空港ではチェックインから搭乗まで2時間以上かかることが多く、その間に冷蔵品が室温にさらされることになります。したがって、購入はフライト直前・搭乗ゲート付近のコンビニや売店で行うのが理想的です。

また、保冷剤を使用する場合でも、持続時間は3〜5時間程度が限界です。長距離便では、スーツケースの中に断熱バッグ＋大型保冷剤を組み合わせる方法が有効です。

なお、韓国のビヨットには「常温タイプ」は存在しません。市場に出回っているのは全て冷蔵製品であり、販売時点でも冷蔵ケースで管理されています。そのため、「常温でも大丈夫」という口コミ情報には注意が必要です。

ポイント：ビヨットは冷蔵10℃以下の環境を保つことが前提。日本へ持ち帰る場合は、保冷剤＋断熱バッグを組み合わせるのが最も安全な方法です。

保冷剤はお店で無料でもらえる？

韓国では、店舗によっては「無料で保冷剤をもらえるサービス」を行っていることがあります。特に大型スーパー（Eマート・ロッテマート・ホームプラスなど）や百貨店の食品売場では、冷蔵・冷凍品を購入した際に「氷パック」または「凍結済み水袋」を同梱してくれるケースが一般的です。

これは韓国の消費者保護指針に基づくもので、生鮮食品や冷凍品の品質維持のために行われています。多くの店舗では、**「얼음팩 주세요（オルムペッジュセヨ）＝氷パックください」**と伝えることで、無料または少額で提供してもらうことができます。

ただし、無料提供の条件は店舗によって異なります。

一定金額以上の購入で無料（例：1万ウォン以上）
生鮮・冷凍食品購入者限定
一人1個まで、追加分は有料（500〜1,000ウォン）

などのルールが設けられていることもあります。

また、韓国では環境保護意識の高まりにより、保冷剤の無料配布を制限する動きも見られます。特に「ジェルタイプ保冷剤に含まれる吸水性ポリマーがリサイクル困難」とされており、使い捨て削減のための回収ボックスを設置する店舗も増えています。

旅行者としては、無料保冷剤の利用を希望する際には、必要最小限の量を受け取ることが推奨されます。また、再利用可能なエコ保冷剤を持参するのも賢い方法です。

韓国旅行での保冷剤の使い方と便利グッズ

韓国旅行中に冷蔵品を購入・持ち帰る際、保冷剤の使い方と周辺グッズの選び方を理解しておくことで、食材やお土産の品質をしっかり守ることができます。

特に、ビヨット・キムチ・韓国コスメのジェル製品・チーズトッポッキなどは温度変化に敏感な商品が多く、保冷剤の配置や種類によって結果が大きく変わります。

まず押さえておきたいのが、保冷剤の種類と特性です。一般的に韓国で入手できるものは次の3タイプに分類されます。

タイプ	特徴	適した用途
ジェルタイプ	柔らかく再利用可能。凍結後も柔軟性あり。	ビヨット・化粧品・お菓子などの軽冷蔵品
固形タイプ	高持続力。冷凍庫で完全凍結させて使用。	肉・魚・乳製品などの生鮮食品
ドライアイス	非常に強力な冷却効果。ただし取扱い注意。	冷凍食品・アイスクリームなど

韓国では、コンビニ・大型スーパー・ダイソー・空港売店などでこれらのタイプが入手可能です。短時間の持ち運びにはコンビニやダイソーの「小型アイスペッ」、長時間の帰国便ではEマートやロッテマートで販売されている「ロングタイプジェル保冷剤」や「折りたたみ式保冷バッグ」を活用すると良いでしょう。

さらに、保冷効果を最大化するためには配置の工夫が欠かせません。冷やしたい物を中心に、上下から保冷剤で挟む「サンドイッチ構造」にすることで、温度変化を均一に抑えることができます。

加えて、アルミ蒸着タイプの保冷バッグを使用すれば、熱伝導を約30〜40％抑制できるとされています（出典：韓国産業技術研究院 KITECH）。

ポイント：保冷剤は“複数枚・分散配置”が基本。冷気は下から上に流れるため、最下層にも必ず1つ置くのが効果的です。

また、宿泊ホテルでの事前準備も重要です。ほとんどの韓国ホテルやゲストハウスには小型冷蔵庫が備え付けられていますが、冷凍機能がない場合も多いため、チェックイン時に「冷凍庫を使えますか？」と確認しておくと安心です。韓国語では「냉동실 사용할 수 있나요?（ネンドンシルサヨンハルスイッナヨ？）」と尋ねると伝わります。